ベラばりの運転能力で映画館へ向かおうとするおばさんトワイライター『ao』と、そんなaoが心底心配で付き添うことにしてしまったトワイライトって何?なおばさん『青』の節操のない会話です。注意して読んでね♪
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青:人来てた?
ao:やな質問からはじまったね。前より少なかったよ。1ヶ月もつか心配だよ。今の日本ってロマンスよりパニック映画の方が求められてるのかも……(;。;)
青:泣くなよ。ちゃんと、クイズラリーは応募したんでしょ。
ao:それはもう、施設内のクイズを探し回って応募したわよ。
青:何のグッズ希望したの?
ao:キーチェーン。
青:当たるといいね。それで、前作と比べてどうだったの?
ao:とってもよかったよ。
青:おや、意外に素直な反応だ。じゃ、順を追って聞いてみよう。映像は? CGとかふんだんに使ってあったでしょ。
ao:うん。映像に対する印象が随分変わったと思う。一作目は全体にブルーがかった映像が脳裏にすごく焼き付いたんだよね。今作はそういったことは感じなかったなぁ。狼のCGは、やっぱりイマイチだった。でも吸血鬼と狼の戦闘シーンはすごく楽しめたよ。原作でも、ビクトリアを追いかける狼のシーンっていうのは確かにあったんだけど、具体にどんな感じだったかは描写されてなかったんだよね。あーこういった感じだったんだろうなぁって、とっても賛同できた。映像のいいところだよね。
青:でも、キラキラエドワードはやっぱりダメ?
ao:あ、あれね。何かバージョンアップしてたみたい? 今度のは好き(#^.^#)
青:(T_T)……前のとどう違うの?
ao:う〜ん、雲の隙間から差し込んでくるような発光感があった。そういうのは好きなんだよね。
青:……あんたの好みってホントよく分からないわ。反対に、狼達はどうだった。
ao:エミリーと狼ボーイズ達の描写はとてもよかったよ。エミリーにすごく懐いてるって感じが良く現れてて好感度増。マフィンは狼サイズだった(笑) いかついサムがエミリーにキスしまくってて、狼がベタ惚れするとどうなるか、すごく伝わってきた。こういう描写をしっかり描き込んでくれると、本当に嬉しいんだよね〜。
青:で、話の進め方はどうだった? 描ききるには時間が少なかったって思うんだけど。
ao:アリスが戻ってくるまでは、原作をとても忠実に再現して話を進めていたと思うよ。原作の時は、ベラのあまりに身勝手で形振り構わない態度にイラッとする場面が多かったの。でも、映画はクリステンがとても上手に演技をしていてベラの精一杯に生きる方法がそれしかなかったからって言うのがよく伝わってきた。感情移入がしやすかったよ。テイラーの無邪気さとか、必死さとかもいい感じで好感が持てた。関係ないかもしれないけど、ロブの映像が今回とても綺麗なのに驚いた。カメラマンの違いなのかな? 前回に比べてかなりいいショット(右顔)が多かったよ。これならファンが確実に増えるだろうって思った。
青:何となく他人行儀な言い方が気になるなぁ〜。
ao:ほっとけ。ただそれからが、あまりにもスピーディ過ぎて、驚くというよりももったいない気持ちで一杯なんだよねぇ〜。
青:あー確かに、原作知らない人はビックリするだろうね。ベラとアリスが黒い車に乗って突っ走ったのかと思ったら、いきなり飛行機の映像が出てきて、その次には黄色いポルシェで走り去っているんだから。しかも場所はアメリカじゃない所。いったい何が起こった?って感じ。物語の最初にヴォルテゥーリのことを聞いていたとしても、あれ?って思うかもね。
ao:でしょぉ〜。丁寧に進めていたストーリー展開がいきなり崩れるんだよ。これでもかってぐらいに……もう、もったいなくってさぁ〜。
青:音楽は?
ao:そういえば今回、音楽から映像に引き込まれたシーンってなかったなぁ。映像が加わると突然これっていい曲かも〜って思うこともあるんだけど……。
青:ヴォルテッラに入ってからはどうだった? お祭りシーンとか、エドワードの再登場シーンとか。
ao:モブシーンか……。いきなり赤いよね。
青:
監督もかなり意識してつくった演出みたいだよ。
ao:でも、aoだったら、ぜったい群衆の顔はマントに隠して見せない演出をする。
青:どうして?
ao:その方が主役に目がいくから。
青:つまり、aoは群衆に目がいってしまったの?
ao:……そうだよ。ベラが人をかき分けながら広場に行こうとする時にぶつかってしまった人の表情とか、噴水の中に入ろうとする時の周りの人の表情とかが……すんごい一般ピーポーで……映画にそぐわないんだよ( ̄。 ̄;)ブツブツ
青:何であんたはそんなとこに目がいくんだろうねぇ〜。
ao:エドワードの再登場シーンは、あまりにあっけなくって、これまた残念だった。あのシーンは、エドワードが『魂』についての別解釈に目覚めるとても重要なシーンなのにぃ〜。「カーライルは正しかった」っていう台詞あったけ? ロブが何か言ってた様な気もするんだけど……。アリスとジェーンの登場も、右からアリスが『バーン(効果音)』、左からジェーンが『バーン(効果音)』って感じで美しさがなかった。
青:話を盛り上げるためなのか、原作にはなかったエドワードvsフェリクスがあったみたいだよね。
ao:あー、顔にヒビがはいって痛そうだった戦闘シーンだね。なんかエドワードが一方的に負けてて悔しかった。原作のエドワードは、フェリクスごときにあんな扱いを受けはしないはず! それに、ボクシングの選手が試合前に着ているガウンみたいなエドワードの赤い服も何とかして欲しかったなぁ。ベラの水色横縞シャツとか、今作はときどきひどいセンスの衣装を使っててびっくりするよ。スーツとかはいいのになぁ。
青:話は、この後、ベラの寝室のシーンからカレン邸での評決。そして、三角関係シーンとトントン拍子に二人の結婚まで進んでいって、唐突に『to be continue!』って感じで終わってたね。
ao:そうなんだよぉ〜。シーン的には原作と同じなんだけど、展開がイマイチ。結婚の条件は、寝室ではなく最後に持ってこられてたし、ヴォルテゥーリから離れられて、ここはコメディっぽく展開していくはずなのに、妙に深刻な感じで終わっちゃってた。ただ、aoの脳内では、ベラが二人の間に割って入って「私のために争わないで!」って叫んだ時、つい『けんかをやめて〜、ふたりをとめて〜』って歌ってしまいそうになったけどね(/・ω・)/
青:歌わなくて良かったよ(^◇^;)
ao:もう一つ、原作の三角関係シーンでは、エドワードがジェイコブのところに行こうとするベラを行かせなくって、そんなエドワードをジェイコブが怒って、そんな二人を闘わせないためにベラがエドワードを引っぱって(実際にはエドワードがしぶしぶ後退して)離したって感じだったんだよね〜。これは原作どおりにやってほしかったなぁ。
青:なんて、エゴだらけの人達。そんなのまともに演出したら映画的感動は得られないわよ。
ao:やっぱりそう思う? まー、映画は映画で楽しまなくっちゃね。また見に行こう〜
●参考:
トワイライト 〜初恋〜 鑑了close ?