結構前から公開を待っていた映画です。やっとこさ来たよ。
是非にと思ったのは、他でもない『
エズラ・ミラー』の美しさ故です。
まずは予告編。
↓ネタバレ注意
原題は、「WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN」。直訳は「私達は、ケビンについて話す必要がある」です。今回は、この邦題の付け方がいいなと思った次第です。ケビンのこと知りたくなるよね。うまい!
原作者が女性。監督が女性。女性が描く母と子の複雑な関係。
映像は、最後まで残虐なシーンは出てきません。どちらかというと、会話や映像から連想される行為に、徐々に肝が冷えていきます。それゆえ、ケビンの対象が、外だけでなく、内にまで向けられていたことが分かった時は衝撃的でした。
ケビンが起こした事件後、母親が日常を送りながら過去を振り返って行いきます。少しも見逃さないよう、食い入るように見たつもりですが……正直、何が直接的な原因だったのか……さっぱり。香月のおつむがまじで鈍感なのかと不安になりました。パンフも買ってみましたが……やっぱり……さっぱり。
ケビンは、赤子の時から母親を嫌がっているということのようですが、基本的に自分以外の人間を憎むというのは物心がついてからだと思うのですよ。だから『さっぱり』なのかなと。描写が、母親視点のだから、あえてそのような描かれ方をしているだけなのでしょうか。
こうなったら原作を読んでみるか……と思う今日この頃。
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