やっと、第一章「最後通告」を読み終わりました。先は……長そうです。
話は、ジェイコブがベラに宛てたメモのくだりから。
ベラへ
僕達が2年生のとき、何故君はチャーリーにメモをビリーに運ばせたのかが分からない‐君が僕と話したいなら、僕は、ちゃんと、答えたのに。
君はここで選択したのか?
『あいつら』のことを見る君があまりに複雑で、僕は自分が愚か者だってことも知っている。でも、全く方法がないんだ。
君があいつらの群れと一緒の時間を過ごしているとき、僕達は友人ではいられない。
僕はあまりにたくさん君のことを考えてしまって、もうこれ以上何も書くことができない。だって、どんどん悪い方向にたどり着いてしまうから。
見てくれ。僕は自分が愚か者だってことことを知ってる。でも、他に方法がないんだ。
ああ、僕も君を失ってしまった。永遠に。帰ることはできない。
ごめんよ。
ジェイコブより
ベラがそのメモを見ていろいろ考えていると、台所から煙の臭いが……
では、キャラ語りで感想をば…。
○チャーリー&ベラ親子
缶に入ったスパゲッティソースをそのまま電子レンジに入れて回してしまった彼は、まったくもってお茶目さんです。しかもパスタは、お湯に突っ込んだまま全然掻き回さなかったようで、鍋の底の部分が焦げてしまったという……おいおい。
そして、この料理を作ろうとする無駄な努力……どうやら娘と話すためのパフォーマンスなようで。こんな不自然な行動で娘の気を引こうとするなんて……うぅ、涙ぐましい。でも、娘にバレバレなんですがぁ〜。
チャーリーは、どうやら娘の生活の全てが、エドワード中心で回っているのがお気に召さないようです。そのせいで、彼ら以外のお友達とのつき合いが減っているのが許せなくなっているようなのです。
ここは一つ釘を刺さねば! またエドワードが居なくなったらベラが大変なことになるぅ〜父は、心配だ! って感じでしょうか。
もちろんベラの方としては彼女なりの考えがあって、やがて訪れるであろう別れのために、段階的に回数を減らしているようなのですが……。
そして、父チャーリーは、そんな彼女に究極の条件を出してきます。家族も同然のジェイコブともっと会って欲しいと!ベラ窮地だぁ!
とりあえず、ベラは、バランスを持って人付き合いをすること、ジェイコブにも会うことをチャーリーに約束させられます。
安心したチャーリーは、ベラに大学の合格通知が来ていることを告げます。
○エドワード×ベラ
只今のところ、ベラがエドワードと会える時間というのは、学校に行っているとき、午後7時から9時30分までの家の中(もちろんチャーリー付き)そしてチャーリーには言えない夜の密会……えーっと、昼間以外はほとんど会ってませんか? そして、今宵もエドワードはスワン宅を訪れます。そして、香月の顔もにやけます。(・∀・)ニヤニヤ そして、いきなりラブモード炸裂ですよ。
私は彼の手に自分の手を伸ばしました。そして、彼の冷たい指が私の指を見つけたとき、ため息をつきました。彼が触れると、変な安堵感をもたらします。 - まるで私はそれまで痛みの中にいたようです。そして、その痛みは突然終わるのです。
「こんにちは」私は自分の拍子抜けした声に少し笑いながら挨拶しました。
彼は、彼の手の甲で私の頬を撫でるために、私達の辛み合わさった指を持ち上げました。
「昼間はどうだった?」
「とても長かったわ」
「僕にとってもそうだったよ」
次に彼は自分の顔に私の手を持ち上げました。私達の手は、互いに絡み合ったままでした。彼の鼻がその皮膚に覆われ、彼の目は閉じられました。そして、目を開けることなく穏やかに微笑みました。
さて、チャーリーは試合を見るために台所を後にします。ベラは早速エドワードにチャーリーが提示した『外出禁止をとくための条件』についての話をします。『ジェイコブに会う』って話ですね。もちろんエドワードは反対します。絶対反対です。断固反対です。そんな彼にベラが根気よく説得をしているところが印象的でした。行動も言動も突拍子のない彼女の熱心さがとても伝わってきます。
私は非常に慎重に私の説明を言葉にしなければならないと感じました。
私は立ち上がって、エドワードのもとに行きました。彼は私のために自分の腕を広げてくれました。私は彼のひざに座り、彼の冷たい石の抱擁に寄り添いました。私は話す間、私は彼の手を見ていました。
「どうか、しばらくの間、だまって聞いてちょうだい。これは、旧友の所に立ち寄る気まぐれなことよりとても重要なことなの。ジェイコブは、苦しんでいるの」私の声は、その言葉にひずんだようでした。
「私は、彼を助けようとしているわけではないのよ。 - 彼が私を必要としているいま、私は彼を見限ることができないの。彼がいつもと違って人間的でないから...そう、私自身、それほど人間的でなかったとき、彼は私のためにそこにいてくれたの。あなたは、それがどんな様子だったか、知らないでしょう...」私はためらいました。私に回されたエドワードの腕は、堅く、彼の手はその時拳になっていました。そして、腱が浮き出ていました。「ジェイコブが私を助けてくれていなかったら、...私は、あなたが帰って来たことも、よくわからなかった。私は、彼に恩義があるのよ、エドワード」
私は、気をつけて彼の顔を見上げました。彼の目は閉じられていました、そして、彼のあごは痛めつけられていました。
「僕は、君のもとを去った自分が決して許していない」彼は、ささやきました。
あぁ、痛々しい。この議論、結局ベラもエドワードも互いの主義を譲ってません。お互い頑固者ですからね。
説得の最中、ベラが吸血鬼と狼男の関係について新しい説を唱えています。きっとその説にカーライルは興味を示すはずだと力説しているんですが、これって今後の物語の展開と関係あるのかな。興味津々です。
○チャーリーVSエドワード
家には招き入れるもののエドワードに不信感100%のチャーリーです。会話もとげとげしいものです。
「大学受験について話してくれ、エドワード。ベラと私は、来年のことについて話してるんだ。お前は、どこの学校に行くか決めたのか?」
「まだですよ。僕は2、3の合格通知を受けました。でも、どこにしようかまだ決めかねているんです」
「どこに合格したんだ?」チャーリーは急き立てました。
「シラキュース...ハーヴァード...ダートマス...そして、今日、アラスカ南東大学から合格通知がきました」エドワードは私にウィンクできるように、彼の顔をわずかにこちらに向けました。私は、くすくす笑いをかみころしました。
「ハーヴァード? ダートマス?」チャーリーは畏怖を隠すことができなくて、ブツブツ言いました。「そうか、それは見事だな...それは、いくらか。そうか、だが、アラスカの大学か...お前がアイビーリーグ(米国北東部にある名門大学の一群)に行くことができたとして、お前はそうすることができないのではないか。つまり、お前の父親は、お前にココにいて欲しいだろうから...」
「カーライルは、僕が選ぶものは、何にでも理解を示してくれます」エドワードは穏やかに彼に話しました。
いろいろ大学の名前が出てきてますね。ハーヴァードは名門って分かるんですが、その他は土地勘がないのでイマイチ。日本で言ったら、東大、京大、阪大って感じかしら。もう、チャーリーったら、ベラをジェイコブに会わせることについては勝利しましたが、この話題に関しては完全に負けてます。今後も父チャーリーの足掻き?に期待大だ。
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